小倉山名代・木の芽田楽という看板
辰巳家を語るとき、まず挙がるのが小倉山名代の木の芽田楽です。手造りの湯葉とともに、この店の手仕事を象徴する一品として献立に据えられています。四季の味覚セットでは、春の顔として木の芽田楽と生湯葉の刺身が組まれ、季節の入口を告げる役割を担います。素材を丁寧に扱う仕事ぶりが、こうした定番の品によく表れています。
辰巳家の湯葉は既製品ではなく手造りで、会席膳のなかにも組み込まれています。正直、田楽と生湯葉を同じ膳で味わえる構成は、大豆と山椒それぞれの香りが引き立て合って印象的でした。
会席膳を組む地元食材のラインナップ
鮎、地鶏、きのこ、手造り湯葉。辰巳家の会席膳は、こうした地元食材を軸に組み立てられます。予算に合わせて献立を立ててもらえるため、集まりの規模や趣旨に応じた膳になります。鮎会席は税込3,300円で、地元育ちの若鮎が中心。天然鮎のコースも別にあります。
締めのうどんは、鮎からとった出汁を醤油とゴマの二種のつけ汁で味わう趣向です。素材を余さず使い切る発想が、こうした細部にまで通っています。
美濃市東市場町、完全予約制の店構え
辰巳家は岐阜県美濃市東市場町2995-2にあります。JR美濃市駅から北へ約300m、駐車場は20台分。座敷や個室、大広間を備え、3名から40名までの集まりに応じます。完全予約制をとっているため、来店の際は電話での予約が必要です。連絡先は0575-33-0822。
自宅や会場での集まりには仕出しも利用でき、1,080円から、会席弁当は2,700円から(税込・要予約)となっています。


