もも、ずり、せせり、こころ ── 一皿ごとの手ざわり
鶏焼肉 髙𠮷の焼肉は、部位ごとの違いを舌で確かめる遊びだ。ももの弾力、ずりの歯ごたえ、せせりのほどけ方、こころの締まった食感。どれも600円(税込)という同じ値段で並ぶから、目当てを一つに絞る必要がない。数種を頼んで焼き比べれば、鶏という一羽の中にこれだけの表情があるのかと分かってくる。
下味は最初から付いているので、焼く側は火の入り具合だけを見ていればいい。焼き立ての熱いところを、そのまま箸で持ち上げて口へ運ぶ。この単純な流れの中に、鶏焼肉という食べ方の芯がある。
コースに縛られず、その日の気分で組み立てる
この店は単品注文が基本だ。決められた順番で皿が出てくるコースとは違い、腹の空き具合や飲むペースに合わせて自分で献立を作れる。締めには釜飯やチャーハン、合間には一品料理を挟むといった具合に、飲みの流れを客が握れるのが心地いい。
実際に訪れた人からは、五種盛りが値段の割に量が多くコスパがいいという声や、にんにく味の味付けがやみつきになって酒が進むという感想が寄せられている。二人で五種盛りを一つ頼めば十分な量になるという口コミもあり、少人数で分け合う使い方とも相性がいいようだ。
神戸三宮駅から徒歩2分、水曜以外は深夜まで
場所は神戸市中央区北長狭通2丁目2-4の2階、阪急神戸高速線・神戸三宮駅から歩いて約2分。営業は18時から翌2時まで、日曜・祝日は翌1時までで、水曜が定休となっている。予約は電話のほか各種予約サイトからも取れる。
酒は日本酒・焼酎・ワイン・ビールと幅広くそろい、支払いはクレジットカードとPayPay・d払い・楽天ペイ・au PAYなどのQRコード決済に対応。全席喫煙可で、一人飲みから貸切まで受け止める懐の深さがある。


