元ミュージシャンが設計した音響空間と料理へのこだわり
小田急線梅ヶ丘駅から徒歩2分、地下に降りると天井の高い開放的なフロアが現れる。カラオケバー ココスタジオファイブ 梅ヶ丘の代表はもともとミュージシャンとして活動していた経歴の持ち主で、音響設備の配置や音の反響まで自らの耳で確かめながら空間を作り上げてきた。歌声が気持ちよく抜ける天井高と、細部まで調整されたスピーカー環境が、この店の土台になっている。ピザ800円やオムライス800円、ナポリタン600円といったフードメニューも揃い、歌の合間に手作り料理を楽しむ常連客の姿が目立つ。
口コミには「天井が高いので何か落ち着くのです」「音響がとっても良いので楽しく過ごせました」といった声が並ぶ。大音量で盛り上がるだけの箱ではなく、音の余韻や響きそのものを味わえる場所として評価されている様子がうかがえる。「ご飯はすごく美味しい」という感想も複数寄せられており、音楽と食事の両方で満足度が高い店という印象を持つ利用者が少なくない。
昼カラと夜の営業で異なる顔を持つ二部制スタイル
12時30分から17時までの昼カラでは、演歌や洋楽を中心に落ち着いた空気の中で歌を楽しむ時間が流れている。明るい時間帯ということもあり、初めて訪れた人同士でも緊張がほどけやすく、歌をきっかけに会話が始まる場面も珍しくない。一方、19時から深夜0時までの夜の部はお酒が入ることでぐっと自由度が増し、生ビール(ハイネケン・スーパードライ・ハートランド各700円)や赤白ワイン500円、ウイスキーのロックやソーダ割り500円など多彩なドリンクとともに歌声が響く。昼と夜で客層も雰囲気もがらりと変わるのが、この店の面白さだろう。
個人的には、昼カラの穏やかなテンションが印象的だった。夜のにぎやかさとは別の居心地があり、歌い慣れていない人にも入りやすい空気がある。過度な演出を控えた空間設計がそうした雰囲気を支えているのだと思う。定休日は日曜だが、第3日曜だけは19時からライブ営業を行っており、通常の休日とは異なるスケジュールで動いている。
毎月第3日曜のライブと生バンド感覚のカラオケ体験
毎月第3日曜日の19時から開催されるライブには、田中アキラさん、まつざき幸介さん、大塚郷さん、EDGE OF THE UNIVERSEなど多彩なアーティストが出演してきた。地下の限られた空間で演者との距離が極端に近いため、息遣いや表情がダイレクトに伝わる。大きなホールでは得られない熱量がこの場所にはある。ライブがない通常営業日でも、カラオケで歌っているとママがドラムを叩いてくれる場面があり、生バンドのような感覚を味わえるという声が目立つ。
四つ葉バター使用のポップコーン300円やポテトフライ500円といった軽めのフードは、ライブ観覧中にもつまみやすい。日替わりメニューはその日の仕入れとママの気分で決まるため、何が出てくるかは来店してからのお楽しみになる。「毎日来ても飽きない味」を意識しているとのことで、昼はボリュームのある家庭的なランチ、夜はお酒に合う手作りおつまみと、時間帯ごとに料理の方向性も切り替わる。
貸切対応と地域に根づくアットホームな運営方針
東京都世田谷区梅丘1丁目24-13アーバン梅丘B1という住所で、梅ヶ丘駅から約100メートルの距離にある。仲間内での集まりや音楽仲間の打ち上げなど、目的に応じた貸切利用の相談にも応じており、貸切時に限りお酒の持ち込みも受け付けている。問い合わせは電話03-3428-1787で、お子様連れの場合は事前連絡が必要になる。
「ママもすごく良い人で楽しい方」という口コミが示すように、店の空気はママの人柄に大きく左右されている。初対面同士が音楽を介してつながり、いつの間にか常連になっていくという流れがこの店では繰り返されてきた。扉を開けた先に広がるのは、歌と食事と人が混ざり合う地下の小さな音楽拠点で、営業時間外の利用についても個別に相談を受け付けている。


