二つの分野を土台にした料理の設計
大衆ビストロ Kitchen Takuの料理は、イタリアンとフレンチという二つの分野を土台に組み立てられている。旬の食材を活かしたパスタに、両国の技法をベースにした本格ビストロメニューを重ねる構成だ。厨房に立つのはフレンチ・イタリアンの業界に長年携わってきた熟練スタッフで、産地からこだわって調達した食材を心を込めて調理する。本場の伝統の味と店の個性、その両方を成り立たせることを目指している。
素材の持ち味を引き出すという流儀
何より大切にしているのは、素材の持ち味を引き出す調理だ。シンプルに見える料理にも下ごしらえと火入れの技を注ぎ、奥行きのある味わいに整える。イタリアンは大衆的に気取らず楽しめる本格の一皿として、フレンチはソースや火入れに技法をそっと効かせて素材を引き立てる方向で仕立てる。前に出すぎず料理の奥で味を支えるのが、この店のフレンチの持ち味だ。
食材の仕入れには一貫したこだわりがある。パスタやアラカルト、スープに使う食材まで、産地にこだわった新鮮で上質なものを厳選する。それを伝統に沿いつつ創作性や個性を加えて調理することで、何度訪れても飽きない風味を追いかけている。しかも料金はリーズナブルに抑える。本格の技と手の届く価格、この二つを一つの皿の上で両立させようとしている姿勢が、開業間もないこの店の輪郭を作っている。
ワインとともに味わう夜
夜のアラカルトには、多彩なワインがよく合う。赤・白・スパークリングを常時多数揃え、香り豊かな瓶ビールやハイボールも用意する。料理や気分に合わせて一杯を選べるよう、ドリンクの幅を広く取っているのだ。ノンアルコールやソフトドリンクもあるので、酒が得意でない人も気兼ねなく過ごせる。
アラカルトはシェアできるサイズで供されるため、グループで少しずつ多くの料理を味わえる。ワインを片手に、料理を分け合いながら語らう。そんな夜の過ごし方を、大塚という街で気軽に叶えられるのがKitchen Takuだ。素材を活かした一皿と選んだ一杯が並ぶ食卓は、この店が思い描く「あたたかい食卓」の一つの形といえる。


