居場所という言葉が、この店には似合う
「ランデブーとは出会い」とウェブサイトには書かれている。人と人が語らい、笑い合う場所——串ト酒ランデブー/日々是新が目指すのは、そういう日常の一部になる店だ。伏見駅10番出口から徒歩1分、ユーキホテル1階に構える立地は、仕事終わりにひと呼吸置くのにちょうど良い距離感にある。全席喫煙可能、クレジットカードやPayPayにも対応しており、気軽に立ち寄れる条件が揃っている。
「スタッフがフレンドリーで居心地が良く、つい長居してしまった」という口コミは一件だけではなく、似た感想が重なっている。その場にいる人の雰囲気が、空間の居心地を左右するということを、この店は分かって運営しているのだと思う。
八丁味噌で煮込む、名物への執念
どて串カツの仕込みは6時間以上かかる。国産牛すじを八丁味噌でじっくり煮込み、本間製パンのパン粉で包んで揚げる。価格も抑えられており、おつまみ感覚で何本でも頼める設定だ。「他の方も書かれているように名物のどて串カツが本当に美味しくて、これは絶対に頼んでほしい」と書いた口コミが複数の「そうそう」を引き出している。
オーナーは「名古屋の新名物として親しまれたい」と明言している。自家製レバパテ、牡蠣のオイル漬け、出汁鶏カツなど、同じく名物候補として育てている5品が夜のメニューの核を成しており、肉と魚が卓上でバランス良く広がる。
朝の一食を、手を抜かずに出す
日々是新での朝は、愛知県産の炊き立てご飯から始まる。赤だし豚汁と日替わり小鉢が付き、縞ほっけ定食・カレイ照焼定食・出汁鶏カツ定食・サーモンレアカツ定食と魚定食の選択肢が並ぶ。フレンチトーストや小倉トーストも選べるため、軽くすませたい朝にも対応できる。
オーナーは「朝食から元気になってもらいたい」という言葉を使っており、朝の営業を食事の土台づくりと捉えていることが伝わる。一日の始まりに向き合う姿勢が、コーヒーと定食という単純な組み合わせに込められている。
酒の知識を持つスタッフが、選択を手伝う
焼酎は岐阜・三重・長野などを中心に日替わりで仕入れ、日本酒もその日の料理に合うものをスタッフが案内する。「ゴリラのマークの日本酒をお兄さんが言っていた通り飲みやすくて美味しかった」という口コミが残るほど、スタッフの提案が実際の体験につながっているようだ。酒に詳しくなくても、「おすすめを教えてください」の一言で話が始まる入り口がある。
希少なキリンブラウマイスターも常時置かれており、瓶ビールは最低299円から。日替わりで動く酒リストは、通い続けるほど発見が増える仕組みになっている。


