元力士が腕をふるう京都のちゃんこ鍋専門店
国産鶏と鹿児島県産黒豚から引いた出汁を軸に、たっぷりの野菜とともに仕上げるちゃんこ鍋が、ちゃんこ しん川の看板料理として知られている。大相撲の世界で実際にちゃんこを食べ続けてきた店主が、現役時代の経験をもとに味を組み立てているため、素材の扱いや火の入れ方に独特の勘所がある。基本の塩ちゃんこは具材そのものの旨味がストレートに伝わる仕上がりで、初めての方にも入りやすい一杯になっている。事前予約でカレー・味噌・キムチ味にも切り替えられるので、リピーターが味を変えて再訪するケースも多い。
外国人観光客の約8割が出汁を飲み干すという話は、個人的にかなり印象的だった。あっさりとした口当たりながら旨味の奥行きがしっかりあり、京都観光の食事として記憶に残りやすいのだろう。〆には中華そばか雑炊を選べる構成で、最後まで鍋の出汁を余さず楽しめる。塩ベースのスープに中華そばを合わせる食べ方は、常連の間でも根強い人気がある。
キッズルーム完備で家族連れが気兼ねなく過ごせる店
ブロックや絵本を揃えたキッズルームが店内に設けられており、床面はマット仕様で小さな子どもが動き回っても安心できる。おもちゃ類は定期的に清掃されているため、衛生面を気にする保護者にも好評だという声が目立つ。ママ会や家族での食事で利用する層が一定数おり、子連れでも居酒屋の雰囲気を楽しめる場所として定着している。大人がちゃんこ鍋をゆっくり囲んでいる間、子どもが飽きずに遊べる環境は意外と少ない。
カウンター席は一人客や仕事帰りのふらっとした来店に向いていて、座敷や掘りごたつ席はグループ利用に適している。個室も用意されているため、落ち着いた食事や大切な人との時間にも対応できる。店内には喫煙ルームが別に設けられ、分煙が徹底されている点も見逃せない。2005年のオープンから約20年、京都市南区で地元客と観光客の双方に利用され続けている。
飲み放題付きコースとオンライン通販という二つの間口
90分または120分の飲み放題付きコースでは、ちゃんこ鍋のほかにサラダ・天ぷら・名物の唐揚げといった一品料理がセットになっている。ビール・焼酎・日本酒にソフトドリンクまで揃い、板前が手がける料理と合わせて宴会全体の満足度を底上げする構成になっている。忘年会や歓送迎会の貸切予約にも応じており、人数・飲み放題の有無・子どもの同席など幹事の細かな要望を聞いたうえでプランを詰めていく流れだ。総座席数に余裕があるため、少人数の飲み会から大人数の宴席まで受け入れ幅は広い。
「遠方でなかなか行けない」「家でもあの出汁を飲みたい」という声に応える形で、オンライン通販のちゃんこセットも販売している。厳選した肉3種類とこだわりの出汁が丁寧に梱包されて届く仕組みで、自宅で店の味を再現できる。通販をきっかけに実店舗へ足を運ぶようになったという利用者もいると聞く。京都まで距離がある人にとって、この通販は店との接点を保つ手段になっている。
複数路線が使える立地と無料駐車場8台分
地下鉄烏丸線の十条駅から徒歩約7分、京阪鳥羽街道駅からも徒歩約10分という位置にあり、バス利用なら河原町十条や十条相深町の停留所が徒歩圏内に入る。公共交通機関でのアクセスに不便を感じにくい立地で、観光の合間に組み込みやすい。無料駐車場が8台分確保されているため、車での来店も問題ない。初めて訪れる人でも迷いにくいロケーションだと感じる利用者が多いようだ。
営業は17時30分からで、材料がなくなり次第終了するため21時30分ごろには閉まっていることもある。遅めの時間に向かう場合は事前の電話確認か予約を入れておくのが無難だろう。定休日は月曜日だが、祝日と重なった場合は営業し翌火曜日が休みになる。支払いは現金とクレジットカードに対応しており、価格設定もリーズナブルなため日常使いと宴会の両方で利用しやすい。


