Sakeneko Base合同会社 | 驚きと感動が詰まった創作料理の世界

毎日変わる創作串と炭火が生む食体験

その日の仕入れによって内容が変わる創作串は、Sakeneko Base合同会社が運営する「愛宕基地サケネコ」の看板メニューのひとつ。季節ごとの素材を本格炭火でじっくり焼き上げ、遠赤外線の効果で外側は香ばしく中はふっくらとした仕上がりに持っていく。部位や食材に応じて火加減を細かく調整しており、焼き鳥一本ごとに焼き時間が異なるという徹底ぶり。炭の煙と音が店内に立ちのぼる光景自体が、食事前の期待感を高めてくれる。

個人的には、野菜肉巻き串の完成度に驚いた。シャキッとした食感と肉の脂がうまく噛み合い、ビールにも日本酒にも合う万能さがある。野菜をたっぷり使ったヘルシーな構成ながら、物足りなさを感じさせない仕上がりで、女性客からの注文が多いという声も聞く。お酒のラインアップも幅広く揃えてあり、串との組み合わせを試す楽しみが尽きない。

射的スペースまである「秘密基地」的な内装

レトロモダンを軸にした店内は、和を感じさせる照明と現代的な壁面装飾が同居している。木の質感を活かしたカウンターや少し落とした照明が、日常とは切り離された空気感をつくり出す。オリジナルのグラスや器を取り揃え、料理の色味や盛り付けが映えるよう食器の選定にまで神経が行き届いている。SNS映えを意識した彩りの良い皿も多く、写真を撮る客の姿が目立つ。

扉を開けると射的スペースが目に入り、思わず足が止まる。童心に帰れるこの仕掛けは店主の遊び心から生まれたもので、来店した人同士が自然に会話を始めるきっかけにもなっているそうだ。「初めて来たのに懐かしい感じがする」という感想を漏らす客もいるらしく、空間全体にどこか温もりのある設計が施されている。飲食だけで完結しない体験型の要素が、リピーターの獲得につながっている印象を受ける。

深夜25時まで開いている自由な居場所

「猫のようにふらっと来て気ままに過ごせる場所」というコンセプトを掲げるこの店は、深夜25時まで営業を続けている。仕事帰りの遅い時間帯でも腰を据えて飲める環境は、松阪エリアでは貴重だろう。カウンター・テーブル・座敷と席の種類が分かれており、一人飲みでも宴会でもシーンを選ばず使いやすい。テーブル間の間隔を広めに確保しているため、隣席の会話が気にならないという声が多い。

松阪駅から徒歩およそ10分、高茶屋駅と六軒駅のちょうど中間あたりに位置する。駅前の繁華街から少し離れた立地が、かえって「隠れ家的に通える」と常連客に好まれているようだ。二次会利用や終電後のゆっくりした時間を過ごす場として定着しつつあり、初来店のハードルが低い雰囲気づくりも意識されている。カウンターで一人静かにグラスを傾ける客と、座敷で賑やかに過ごすグループが同じ空間に共存している風景は、この店らしさを象徴する一場面だ。

素材選びから空間設計まで一貫した美意識

Sakeneko Base合同会社の運営方針には、料理・器・空間すべてを一つの体験としてまとめ上げるという考え方が根底にある。仕入れの段階で素材の質感や色味まで確認し、それに合わせた盛り付けや食器を選ぶ工程は、飲食店というより一種の創作活動に近い。香りや食感といった要素を料理単体で完結させず、店内の空気や照明と連動させている点に、店主の美意識が色濃く反映されている。

「美味しいだけじゃなく、なんか楽しかった」と帰り際に口にする客が少なくないと聞く。三重県松阪市という土地で、串料理と空間演出を掛け合わせたこのスタイルは、地域の飲食シーンにおいて独自の立ち位置を築きつつある。日替わりメニューの内容はSNSで事前に告知されることもあり、来店前からワクワクできる仕組みが整っている。食事の記憶が「味」だけでなく「場の空気」ごと残る、そんな店づくりを続けている。

松阪市 居酒屋

ビジネス名
Sakeneko Base合同会社
住所
〒515-2107
三重県松阪市舞出町17番地
アクセス
松阪駅から徒歩約10分
TEL
0598-54-2638
FAX
0598-54-2732
営業時間
9:00~17:00
※お電話は12:00~17:00にお願いします。
定休日
不定休
URL
https://sakenekobase.co.jp