老舗の味と革新性が出会う料理人の挑戦
DK SURFでは、地元漁師から直接買い付ける旬の魚介を軸に、静岡県産のオーガニック野菜を組み合わせた創作料理を提供している。料理長が30年にわたって培った和食の基礎に、カリフォルニアスタイルのエッセンスを取り入れることで、従来の居酒屋料理とは一線を画した独自のメニューが完成した。調理工程では素材本来の香りを逃さない低温調理法を採用し、魚の種類に応じて最適な火入れ時間を調整している。お客様からは「これまで食べたことがない新しい味わい」との声が相次いでいる。
毎朝5時から始まる市場での食材選びは、店主自らが手がける重要な仕事の一つだ。金目鯛やアジ、サバといった地元の定番魚種に加え、季節限定で入荷する珍しい深海魚まで幅広く取り扱い、その日の仕入れ状況に合わせて柔軟にメニューを変更する。野菜についても契約農家3軒との直接取引により、収穫から提供まで24時間以内という鮮度を実現している。
刺身から定食まで多彩に展開する海の恵み
新鮮な魚介類を使った刺身は、魚種ごとに切り方や盛り付けを変えることで食感の違いを演出している。金目鯛は厚めに切って弾力を活かし、アジは薄切りにして口当たりの良さを重視するなど、それぞれの魚が持つ個性を最大限に引き出す技法を駆使している。わさびも静岡産の本わさびを使用し、すりおろしたてのピリッとした辛みが魚の甘みを一層際立たせる。醤油は地元の老舗醤油店から仕入れた特製品を使用している。
定食メニューでは魚の煮付けや揚げ物を中心に、ボリュームのある一品料理を揃えている。看板メニューの金目鯛煮付け定食は平日でも20食以上の注文が入る人気ぶりで、ふっくらとした身と甘辛いタレの相性が絶妙だと評判だ。テイクアウト用のお弁当も5名以上から対応しており、地元の企業や観光バスの団体客からの依頼が月に15件程度寄せられている。
アメリカ西海岸風の内装と抜群のアクセス環境
店内はサーフボードやヤシの木をモチーフにした装飾で統一され、まるで海辺のカフェにいるような開放的な雰囲気を演出している。カウンター8席、座敷4卓16席の計24席という規模で、一人客から家族連れまで幅広く対応できる座席配置を採用した。伊豆急下田駅から徒歩7分という立地の良さもあり、観光客と地元客の比率は6対4となっている。夜は間接照明を効かせることで、昼間とは異なる大人の雰囲気に変化する仕掛けも施している。
正直、この立地でこれだけ本格的な魚料理を提供している店は珍しいと感じた。駐車場も6台分確保されているため、車でのアクセスも問題なく、伊豆観光の途中で立ち寄る客も多い。営業時間は11時30分から22時までと長く、ランチタイムとディナータイムの境目なく利用できる点も使い勝手が良い。
地酒と自家製果実酒で楽しむ地域密着のおもてなし
静岡県内の蔵元から取り寄せた日本酒を常時8種類用意し、魚料理との相性を考えて厳選したラインナップを維持している。特に人気なのが富士山麓で醸造された純米吟醸酒で、金目鯛の刺身との組み合わせは常連客の間で定番となっている。自家製の梅酒や柚子酒も女性客を中心に好評で、アルコール度数を抑えた飲みやすい仕上がりが特徴だ。焼酎も芋、麦、米の各種を取り揃え、お湯割りや水割りで提供している。
地元のリピーターからは「いつ来ても安心して美味しいものが食べられる」という信頼の声が聞かれる。観光客向けには伊豆の観光スポットや隠れた名所の案内も行っており、食事と合わせて地域の魅力を発信する役割も果たしている。店主の人柄もあって、初めて訪れた客でもすぐに打ち解けられる雰囲気があり、一度来店すると常連になってしまう人も少なくない。


